私が義務教育の頃はテレビとラジオと本、たまに映画だ。スポーツ演劇コンサートは高校までお預けだった。だから私関係ならいくらでも劇場へ連れてやった。それが彼女の記憶の財産になっているなら幸せだ。
進学して吹奏楽を続けたい彼女。少子化だからか倍率は高いという。本番前の役者のように最後まで足掻いて必死に習ったことを繰り返し、頑張るしかないと檄を飛ばした。
私は進学に必死にならずに流れていった。そして演劇を始めてから必死になることを覚えた。誰も代わりになってはくれない、自分のことは自分に返ってくると身体で覚えた。自分はそこまでだと見限らず、一点でも多く、前に進むんだ。
頑張りは報われるから。
あの時怠けた私から 今を生きる若者へ
彼女の好きなタンクと共に
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