2017年3月3日金曜日

筋肉少女17が終わって

さて
ひな祭りも過ぎた 弥生三月。桃も梅もやがて桜だと移ろいやすい

さて
筋肉少女も過ぎていった 瞬く間に
99.09.13.そして17、4度目だ。もうこれしかないくらいの僕の演劇。エピソード1のペプシと仮面ライダーのポテチで出来た演劇がキン肉ひろみ。そして10年後にこさえた筋肉少女。ここからはも定型だ。
そして紅月との出会いで渡とひろみの決勝戦を観たいと思い、形になった。そこからメギツネと、スーメタルの歌声にメロメロになった。こんなにマッチしたのは奇跡。

そしてキャストも久々のみんな、初めてのみんな。ベストメンバーでした。主役のひろみは細野江美ちゃんに白羽の矢を立てた。彼女がまた大きく羽ばたけばと思う。本当はもっと良くなるはずだった。そこは僕の演出不足。またいつか。

ネタのことも、本番も、いろいろあったが、なんだか思いだすのも苦しいほど沢山あった。僕の演劇の限界を感じたりもしたがコモンカフェの超ライブ空間があの頃のカラビンカやOMSの空気を思い出させてくれて僕を蘇らせてくれた。ひめさん、千ちゃん、久馬さん、大洋さん、田川ちゃんの嬉しい想いも僕にはグッときた。正一ショーのために、みんなが力を貸してくれた。こんな落ち目の俺のために。
正直言うと、これで終わろうかと思ってた。企画を立ち上げた時はここから再起してやると意気込んでたがある出来事でぼくは何のために関西で演劇をやらなきゃいけないんだとひとり落ち込んでしまった。あの頃思い描いた筋肉少女では実はなかったが、結果、このメンバーと共に作った筋肉少女で僕はまた自身を取り戻すことができた。
他のことなんてもう関係なく、ぼくは僕とすげえ演劇を創りたいと思う人と、正一ショーを観たいと心から願う方のために頑張ってみようと、新たに決意しています。ある感想のなかに、「松本雄吉さんが亡くなり、いま関西で自慢できるのは正一ショーだ」と言ってくれた。そうか、僕はまた生きている。またやれる。
そう思ってます。
でも息子との時間はしっかり守りたい。
そして、早く頭の中の新作を皆さんと分かち合いたいと、思ってます。

ありがとう、筋肉少女17!

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