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第27回公演「筋肉少女」東京・大阪公演決定
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2012年10月23日火曜日

さらば2012年の怪獣使いと少年少女

2012年10月22日月曜日午後8時25分に千穐楽の幕は降りた
茶ばしら、2本目怪獣使いと少年少女
大阪中崎町common cafe
のべ200人の方がご覧下さった
厚く御礼申し上げます ありがとうございました

NMSで培ったノウハウで行った集団群像劇
これからもこういったスタイルはできるはずだ
間口2間半でキャパ40人クラス座席ひな壇付きの小屋を大阪キタで検討している場合は
common cafeを一度調べてほしいと思う

さて 色々こぼれ話

キャストの名前はウルトラシリーズから頂いた
アラシ イデ ハヤタ ムラマツキャップ は科学特捜隊
モロボシダン アンヌ アマギ キリヤマ はウルトラ警備隊
郷秀樹 伊吹 はMAT
金城は ライターの金城哲夫 るみは榊原るみ
という具合だ 
が、初演にのみ登場したキャラがいたことを思い出した
ソガ 草野憲大が演じた 実はシーン序盤はるみ アラシ イデ ソガ キャップで始まってたのだ てことは彼ソガの台詞はどうなったか?アラシ イデ そしてるみにまで吸収合併していったのだ るみの毒舌ボケはソガのものだったのだ 
代わりに再演から増加したのが冒頭の男客(実は彼が…)と勉の御付きの謎の男アマギだ
初演ではダビング10のくだりから始まり電話がかかってキリヤマが来て〜となる
勉さんも一人だけ登場でしかも強面オヤジでなく超巨漢だった
城田邦生さんから隈本さんに変わったので手直しした次第だ


最後に郡唱を入れたのも再演から ギャグのつもりで入れたのではないが笑いが起ることもあった
マツイくんの黒澤はいつの間にか彼の物真似コーナーに 横田弁護士 Bz稲葉 ロボコップ 本番未公開のフリーザもあった
日呂のうんちくも 四季 WWE 三谷幸喜 松田正隆 などだった

大さんの賄いは みなを太らせた
大東洋の足湯にいった後の役者は新陳代謝がよくなり本番にやたら汗をかいてた 
ボールパスは小屋入りしてからは100を越えることはなかった
前打ち上げをしたが その日のステージがかなり残念なもので さだの暗いのばかり、償いや防人の唄や精霊流しや、をBGMにしみじみ酒を酌み交わした
土曜日に呉城マツイ林の合同誕生日祝いをした

ニクちゃんは毎回実演でモデリングする それらは下手の天井で潜んでいました サイド7に侵入するみたいでしょ 手前のケロロ小隊は初演のやつら こっそりいたんですよ

一度だけガンプラ完成を未遂にした その次のステージでは倍返しでザクとクルルを2体も完成させて雪辱を晴らした

観客席には沢山の関係者が来られた 月曜日に千秋楽をするとこうなるようだ
昭和フォーク、ニューミュージック!は最高だった
北の国からは名曲だ 

また4年後に再再演があったら どんな舞台になるのかな
プラン9がやってくれたら とか イケメン集団なら とか 
替えが効くと言う訳でなく いろいろ観たいのは欲ばりだからで
でも、この再演は、最高のメンバーだったと 想います
「あの頃の阪神は」「仰木時代のオリックスは」とか言われるようなメンバーでした






さて 次は片山誠子ちゃんとがっつり一人芝居 がんばろ がんばっとるわ




2012年10月21日日曜日

微笑がえしと怪獣使いと少年少女

おはようございます
茶ばしら、公演も3日目。気持ち良く晴れた日曜日、サニーデイサンデー。
13時と17時の2回です。当日券もご用意してますので80分の御芝居。
今回しか観られない奇跡のメンバーです。御待ちしています。

さて、本日は実は、
とある公演の前売初日です。それは、


INDEPENDENT:12」
[日時]11/22(木)~25(日)
[会場]in→dependent theatre 2nd

あの一人芝居フェスに、僕、石原正一が参加いたします。
劇場支配人の相内さんが毎年開催する人気企画。
全国レベルで参加する30分間の作品たち。
そこへ僕もひと花咲かせます。

●片山誠子(PEOPLE PURPLE)×石原正一(石原正一ショー)
様々な作品でその可憐な魅力があふれる片山誠子がINDEPENDENTに初参戦。パートナーはその精力的な活動と企画で関西小劇場を牽引する頼れるアニキ、石原正一!
(劇場ブログより)

僕が選んだパートナーは、今年劇団PEOPLE PURPULEに入団した
片山誠子ちゃん。
筋肉少女ではテリーマン、野球狂の詩子で里中、ハリーポタ子でドロシー、
ABC春の文化祭でアラレちゃん、を演じてもらった彼女に、
女子の成長記を昭和歌謡を織り交ぜてみようと想ってます。

題して『微笑がえし』

他のラインナップも、丹下真寿美ちゃんも出演していたりで
見逃せぬ作品ばかり。
ご予約はコチラをご利用ください。
http://ticket.corich.jp/
apply/41058/e02/"> http://ticket.corich.jp/apply/41058/e02/ そして全作品上演で大人気の千秋楽は初日即完のプラチナです。
日曜日千秋楽をご希望の方は御急ぎください。

10/20(土)10:00販売開始
■1ブロック券:前売¥2,200-/当日¥2,800-(自由席)
■一日通し券:前売¥3,200-/当日¥3,800-(指定席/自由席)
※いずれも1ドリンク付き(アルコール・ソフトドリンク)となります。
※前売・予約状況により、当日券は販売されない可能性もございます。
※一日通し券は、11/15(木)10:00まではrighteyeチケットでの指定席のみ販売いたします。以降、残席がある場合に限り劇場扱いにて自由席を販売いたします。
※11/22(木)の一日通し券半券ご提示で、11/23(金)のみ一日通し券(自由席)を1,600円(1ドリンク付)でお求め頂けます。
※ブロック券のお客様は、当日空いているお席のご選択となります。ご希望の席でご覧になりたい場合は、一日通し券[指定席]をご購入下さい。
in11-zaseki.jpg

■1ブロック券:前売¥2,200-(自由席)
(1)劇場の電話・メール・予約フォーム(CoRichチケット)で受付
●劇場WEB予約:CoRichチケット
●劇場電話予約:06-6635-1777(11:00~20:00)
●劇場メール予約:info@itheatre.jp
(2)お名前・ご来場日時(観劇ブロック)・枚数・お電話番号をお伝え下さい。メール予約は当方からの返信をもって予約完了といたします。ご精算は当日受付窓口となります。
■一日通し券:前売¥3,200-(指定席)
(1)righteyeのチケット予約システムで受付 http://righteye.jp/
(2)事前お支払いセブンイレブンでチケット発券
(3)お支払いお受け取りの際に所定の手数料がかかります。
■チケットの種類(一日通し券と1ブロック券)■
「INDEPENDENT」のコンセプトは、1日ゆっくり12作品を見比べて楽しんで頂く事です。ですから2010年まで一日通し券のみを販売してきました。おかげさまで、この数年チケットが前売・予約でほぼ完売する状況が続いております。しかし、一日通し券として完売していても、途中でご来場されたり退席されるお客様で、客席が空いてしまう回・混雑し過ぎる回などがあり、安心してお客様にご入場頂けない場合などもございました。
そこで、各ブロックの混雑状況を確実に把握しお席をご用意するために、昨年よりブロック券を導入いたしました。また、これまで通り一日通しでゆっくり作品をご覧になりたいお客様の為に、一日通し券は指定席とさせていただきました。さらに、席にはこだわらないけれど、お得に全作品を観たいというお客様には、11/15(木)10:00から一日通し券[自由席]も販売させて頂きます。(ただし、ブロック券・一日通し指定席の販売状況によっては、販売数が限られる可能性がございます。)
どなた様も、安心して自分なりのスタイルで「INDEPENDENT」をお楽しみ下さい。
オススメの楽しみ方は、土日いずれかの1日通し券で、まず1ブロック観劇。インターバルは休憩を兼ねて劇場から外出し近所でご飯。(←最近はこの近辺も飲食店が増えてきました。)劇場に戻って2ブロック目を観劇。そして次のインターバルは、そのまま客席に残ってドリンクを飲みながらDJも楽しむ。最後の3ブロック目を観劇し、帰る前にちょっと寄り道して美味しいご飯やお酒と共に作品の余韻を楽しむ!色んな要素を楽しんで、きっと一日有意義に満喫できることでしょう。(劇場ブログより) インディペンデントシアター公式ブログ

坂口修一くんに提供したダイハーダー、ダイハーデスト以来の一人芝居を描きます。
かわいい誠子ちゃんに一人正一ショーをやってもらいます。
ご期待ください!

それでは!今日も愛する人のためにがんばっていきまっしょい!
石原でした


2012年10月20日土曜日

ぼくらはみんな生きている 怪獣使いと少年少女

いま、大阪中崎町は、common cafeで、このコメントを綴っている。
昨日から、茶ばしら、というユニットで来ているからだ。
(○演している、と書けば怪しまれる昨今の劇場規制に目くじらを立てるが…)
さて茶ばしら、だ。主宰溝端理恵子のものだ。あ、今彼女小屋入りしてきた。
小柄で華奢でキャシャーンで、しかし心は演劇青年、少年の彼女だ。
4年前の初演から連投でお付き合い。ということは、主宰がこの作品を気に入ってくれてる証拠だ。石原作品を女性主宰者がお気に入りにしてる事に注目してほしい。女目線からみて再演を観たいと思わせる作品になってくれたこの「怪獣使いと少年少女」に、僕も感謝してる。F先生ならドラえもんの流れの中で評価された未来の思い出のようなものだろう。
さて。そんな両極端の振れ幅から出来た癒し系大盛り演劇。怪少(めんどくせえから省略形)だがこれまでの正一ショーとも共通するのは、石原のルーツにあるのは、
「役者が楽しくなけりゃ芝居じゃない」
である。フジテレビがひょうきん族や夕ニャンでイケイケだったころのキャッチフレーズを彷彿させるいかにも80年代に青春を捧げたものの言葉だ。それは僕が生まれてはじめて体験した「そとばこまちZIZZY」伊丹公演に感動した印象がそれだったからだ。(今思えば彼らが実に楽しそうに写ったのはその裏の練習稽古の賜物であってちゃらちゃら楽しいのではなく、楽しさに向かい懸命に舞台に命をかけた結果であったことを、まだ子供の僕は感じ取らなかった。し、それは観客が想う事ではないからそれで良かったのかも知れない。)
話が逸れた。そう!演劇は!舞台は!楽しいものが僕は観たいのだ。唐十郎も楽しいのだ。プラン9も楽しいのだ。月刊コントも野田秀樹も舞台の「熱」にやられてしまうパワーがあるのだ。
30代以下の演劇世代には彼らの演劇感があるだろうから上手くは言えないが、ひとの芝居を観ない傾向は多いと感じるし、反対にそれを意識してるものの集団は演劇へのひたむきさを感じるし、それは演技にも現れていると思う。野田や鴻上やケラ、いのうえ歌舞伎や大人計画、後藤ひろひとや西田シャトナーに感化されようとする現代の若者はどれくらいいるのだろうかと思うが、やはりそこは居る訳で。茶ばしらの溝端もその一人だと想う。
先日のIWGP戦で鈴木みのると対戦した棚橋の試合後インタビューの涙の訴えにあった「プロレスへの愛」は、僕らが想う演劇へのそれと同じなのだ。
話がまた逸れた。そう!今回の茶ばしら、喫茶店に集う若者の群像劇であり、「そこ」を愛するものの愛の競い合いである。店員に、店内に、むしろ集うメンバーに、向けた愛であると。それを演じてもらう今回の面子も、やはり演劇を愛するかたばかりだ。様々なジャンルの演劇愛をもつ彼らをまとめるのは大変である。
果たして昨日の公演初日は、ぼくらの苦労が報われた「幸せな」演劇だったと想う。
来てくれたお客さまの笑顔は、ぼくらを勇気づけた。その分、ぼくらも勇気を捧げた。幸せのスパイラルだった。手前味噌だが、ボクは出演者の素材の持ち味、吟味した素材の活かし方は心得てると自負する。参加メンバーの舞台を観て感じた「彼のここが好き。彼のまだ観ぬこんな部分を引き出したい!」を抽出していく稽古期間を重ねて作品を提供している。そして、上田耽美も新しい弾けっぷりを見せたし、白井宏幸も内面で評価できたし、田中尚樹も若々しさ充分出せた。若旦那家康の意外な演技に舌を巻いた。マツイカヅアキ、上原日呂、泥谷将、林裕介、は期待通りの実力を発揮し、隈本晃俊氏の重厚な存在感は真似できないものであった。そしてWヒロインの呉城久美は、若さに似合わぬ強かな発声が素晴らしい。そう、役者は声なのだ。台詞は歌なのだ。そのヴォイスに魅了されたいのだ。彼女の美貌、麗しい言葉は演劇の宝だ。山崎彬に感謝すべきだ。
そして溝端も、己が起てた、おっ立てた自軍の旗のもと、信じる演劇を紡いだ。彼女のガッツは数年後の関西を脅かすものであってほしいと、想うのだ。

これだけの演劇が、月曜まで行われている。のだが、興味のない方には全くもって効果なしである。原発がどうだ、与野党がどうだ、日中関係がどうだと騒いでも、ゲームに夢中な少年には効果無しのように。己の劇団に夢中な青少年のように。それはそれで仕方ないと想うのだ。弱肉強食の世の中に、我らの演劇はその程度なのだ。その程度のことを、世が想うよりそれ以上の気持ちを持って進むしか無いのだと、想うのだ。想うのです。

さて、役者が小屋入りしてきたようだ。そろそろ今日の準備を。

みなさまに、すてきな日が訪れますように。
Theピーズの「クリスマス」の気持ちを胸に。誰も助けてくれないから、ジブンと味方を信じて、今日もお元気で!

10月20日 石原正一


2012年10月19日金曜日

今年年末、石原正一ショーやります

クリスマスイブです
12月24日月曜日 common cafeです
昼から夜まで ごちゃまぜな企画をやります
やってみます 出演者は随時お知らせします
ていうか これから声かけします
逆に 俺でたい私でたいって
声あれば 嬉しいけれど

緊急連絡でした 

それよりまずは 茶ばしら、で御待ちしてます
怪獣使いと少年少女 common cafe

2012年10月18日木曜日

ウルトラ5つの誓い を胸に抱くのは40代

あしたから始まる茶ばしら、「怪獣使いと少年少女」
演劇なので劇場で観て聴いて感じて体感していただくのがベスト
なんですが 諸事情でお越しいただけない方もいらっしゃいます
Facebookに稽古の模様を沢山写真に残しました
(便利な世になりましたね) 

ここでは昨日までの稽古で僕が想ったことを綴ってみます
観劇までのお楽しみに役立てば幸いです

「溝端ちゃんは実は男っぽい。初演よりギャグパートを沢山増やした。
はじけてます。」
「呉城ちゃんは稽古前のボールで正体がわかりました。性格悪いです。
調子いいやつでした。昨日の稽古はパーカーのヒモがいいところで顔にかかってシーン台無しにしてしまう笑いの神様に好かれるやつです。携帯がなって電話をとる場面も、とりながらもしもしと言ってしまうせっかちさん。」
「上原日呂の御任せ台詞コーナーは、プロレス演劇といろいろあるようだ。声の低さは関西一。」
「上田耽美のギャグでのハニカミっぷりは、たまりません。女性ファン増えるかな。」
「白井宏幸の台詞が詰まるポイントは稽古場だけの爆笑タイム。御見せできないのが残念。」
「田中尚樹は先輩に昨日ヒントを渡して俄然キャラが立ってきた。もっと悪くなれ。」
「マツイカヅアキは台詞がヤバくてミスするたびにジャージパンツをぐいぐい引き上げブルマみたいにしてしまう。台詞かむ度にターンする。稽古の自由の女神。」
「若旦那家康は昨日の風貌で全てかっさらっていきそうだ。こんなに面白かったんや。」
「泥谷将は贅沢に出てくれてる。キーパーソンだ。出てるとこは全部見逃すな。」
「林裕介は今回も劇中にアレを完成することができるのか?24時間テレビのランナーのように囲み映像のように気にしてほしい。」
「隈本晃俊さんは衣裳とメイクでかなりできあがってます。」
「福山俊朗は映像のみですが、この映像は初演のものです。4年前の彼は今と変わってません。叶姉妹くらい変わってません。お姉様。そして彼は月曜の昼だけアフタートークに出ます。」

ネタバレにならんように書きました。
梅田東通り商店街のまんだらけに寄り道してから来てもらうとより楽しいです。
開場中の30分間も、結構レアな体験できると思うのでお時間余裕有る方は早めにご来場して、それも楽しんでくださいね。
お待ちしてます〜>

石原正一


2012年10月11日木曜日

続・怪獣使いと少年少女 茶ばしら、 について


初演と再演。

キャスティんグは、難航した。

大阪を離れた者や演劇を離れた者や公演日時から離れた者。

新たなる出演者を求めて、今回の出演者となった。


「出演者たち」 なんだか、ガンバ~冒険者たち~ 的な。


まず、溝端ちゃん。
彼女が動かなければこの企画はない。発起人。この指とまれの方。小柄だが内に秘めた闘志は男顔負け。訓練された台詞勘はシャープ。演出の要求にも即答。できるかたです。スタッフワークに負けず、演じたいとがんばっています。

つづいて、呉城ちゃん。
悪い芝居に新人が入ったうちの一人で、当時から既に光るものがあり(他の男性陣もですよ、念のため)、男どもを翻弄してくれるだろうとのこちらの依頼に快諾してくれた。ベリキューなフェイスとチャミ声と、悪い芝居仕込みのキレのある台詞回しは、京都系演劇恐るべしと唸るしかない。関西女優を語るなら、彼女は外されるな。

男性陣だ。


まず初演から連投する、上原日呂。月曜劇団の看板を背負い、のっぽで飄々とした風貌と渋い低温で、あちこち引っ張りだこの関西を代表できるようになった演劇青年。でかい割に芝居が細かい。細かいとこよく気づく。それは演出家の面もあるからだろう。とにかく頼もしく頼りになる。それが彼。


もひとり初演から連投の林くん。にくちゃん。
ニヒル?クール?他の男優とは一線を画する風貌と存在感。劇団代表の顔も持つ。個人的にはNMSを付き合ってくれた音響スタッフさんでもある。世の女性をめろめろにしてやってほしい。

そしてここから再演で初参加メンバー。


上田耽美。彼とは去年のKUTO-10の稽古終わりの飲み会で話したのが最初。ツイッターでナイナイのオールナイトでゲスト出演した友川カズキのことで盛り上がって、気になった。勿論突劇金魚もミジンコも観てたけどあまり印象に残ってなかった。彼は控えめだ。常に。だから、僕の世界で存分に遊び暴れてみたらどうかと誘った。そして。稽古場で苦しみつつも弾ける演技の彼がいます。


田中尚樹くん。僕もそとばこまち出身だから、間接的後輩になる。甘いマスクにしっかりした眼差しは、おばさん受けすると思う。芝居はまだ初めて間もないが周りの期待度は高く、彼もそこは判っているようで。責任が彼を育てていると思うと劇団の力はまだまだ廃れてはいないと思うのです。頑張り屋で、頑張りすぎてヒンシュクを買う弄られモードも見せだしたTーSTYLE。

               
白井宏幸くんは、身体が素晴らしい。それは彼が属する劇団の精神からなのだが、今回の会話劇では全くそれを必要とはしない。何とも宝の持ち腐れだ。しかし、筋肉から発する演劇のエネルギーは初演とは違う劇世界を提供しだした様だ。


マツイカヅアキくん。僕が去年一心寺のつかこいへい演劇祭でご一緒するまではこんな面白い奴が関西演劇界にまだいたんだ!と小躍りしたが、其れを最後に彼は劇団を解体して。惜しい人材を無くしたと思ったが、ダメもとで彼に連絡してみればやってくれると!スラムダンクなら三井がゴリの元へ帰ってきたようなもんで。まあ攻めてきます、彼の演技は。ボール球も多いけど豪速球で気持ち良いです。これを機にもっと演劇を刺激してほしいと思う彼。


泥谷将くん。ひじやくんです。彼も石井テル子さんのユニットで観るまでは知りません。いやはや勉強不足。才能は至る所にいはります。職人的台詞回しは、東京の其れと互角のものがあり、シャープな演技に期待してほしいと思ってます。


若旦那。彼のイベントで漫画朗読を高槻でやらせてもらったのが初対面かなぁ。その後は火曜日のシュウイチだったり。僕の現場だったり。役者として石原ワールドを彼色に染めてほしいと思います。

俊朗は、映像だけなんで。まあ、何もないです。

                     
最後に、隈本さん。
正一ショーではここ数年は常連の先輩。ここはしっかり重厚さをお願いしたいとお誘いしたが、じつは、一番気持ちが若いのは隈本さんかもしれません。稽古に取り組む姿勢は若い衆も見習うべき所あるから、今回のメンバーはいっぱい盗んだらいいと思うんだ。


コモンカフェは僕のホームといっていいと思えるくらい色々やりました。ここで復活する4年前の情熱。
これを観て、演劇を好きになった。
そういってもらえる作品になれたら、もう充分です。
そうなるようにがんばって残りの稽古を進めようと思います。
技術論より精神論だと思ってます。昭和世代。石原でした。

『 怪 獣 使 い と 少 年 少 女 』2012年10月19日(金)~22日(月) 全7ステージ10月19日(金) 19:30 △10月20日(土) 15:00 ◎/ 19:00 ◎10月21日(日) 13:00 △/ 17:00 ○10月22日(月) 14:00☆ △/ 19:00 △ (◎ まだいける ○ いける △ いそげ)☆…14:00の回終演後、本作映像出演の 福山俊朗(MAGIC RADIO)さんをゲストにお迎えしてアフタートークを開催!【脚本・演出】石原 正一(石原正一ショー)【出演】 溝端 理恵子、 呉城 久美(悪い芝居)、田中 尚樹(劇団そとばこまち)、上田 耽美、上原 日呂(月曜劇団)、 若旦那 家康(ROPEMAN(34))、林 裕介(劇団自由派DNA)、白井 宏幸(ステージタイガー)、泥谷 将(劇団鉛乃文檎)、 マツイカヅアキ、隈本 晃俊(未来探偵社)、 福山 俊朗(MAGIC RADIO)<映像出演> 【料金】前売 3,000円(1ドリンク付) / 当日 3,200円(1ドリンク付)*日時指定・自由席【会場】中崎町  Common Cafehttp://www.talkin-about.com/cafe/map.html【チケットご予約】http://ticket.corich.jp/apply/38893/003

2012年10月10日水曜日

怪獣使いと少年少女 茶ばしら、について

石原正一、今月のお芝居。
春のNMSグレイテストヒッツ、ABC春文化祭からの作品。
やる気、漲る。滾る、迸る。
四年前の初演時は、超売れっ子時代。MBSサウンドキングダム木曜レギュラーを毎週担当する中を、国木田かっぱさんのエルヴィス芝居(ピンクキャデラックゴールデンタイム)を同時に作演出し、オーサカキンギョもあり、年末公演レディオポリスの上での準備…。そんな時に、作ってた。中崎町だったり、劇場だったりで、その頃はパソコンがクラッシュギャルズで仕方なく手書きで久々に書いてた。連載漫画の締め切りに追われるように、一日二ページだ、今日は四ページだ!と稽古場は盛り上がっていた。
茶ばしら、は溝端ちゃんと笠江ちゃんの二人組だった。2人でやるんですと相談に乗ったのは前年の冬だ。京都のアーコンの下の酒場で2人と制作のねぎと話した。そこで茶ばしら、と命名したのは僕だ。会話劇、ほっこりしたやつとご注文を貰って特撮オタクが集まる喫茶店の話を考えた。帰ってきたウルトラマンが話に出る。昭和46年作品。ダルい空気の日本に戦う超人の話は、子供時代さんざん再放送で観た。レンタルビデオなんかなくても記憶のライブラリにはいつでも視聴できる。静香ちゃんのパパ言う処の(想い出が暖めてくれる)だ。
?んと。茶ばしら、ね。
その女子2人と、月曜劇団の上原日呂と、自由派DNA林裕介と、映像のみのマジックラジオ福山俊朗と。真心、濱本直樹、澤田誠、草野憲大、亀井伸一郎、城田邦生で、作った!照明は大塚さんで音響は相内さんだ!
ダンスもない、コスプレもない正一ショーに温かい感想を頂けた。元気になりました。ジーンて泣けました。。
そとばこまち出身だから会話劇にはうるさい僕。認めてもらえたと喜んだ。僕の新しいスタイルができたと嬉しかった38の僕だった。

あれから四年。

メンバーは変わり。悪い芝居の呉城久美、上田耽美、ステージタイガーの白井宏幸、マツイカヅアキ、そとばこまち田中尚樹、鉛乃文檎の泥谷将、若旦那家康、未来探偵社の隈本晃俊。彼らと溝端、上原林福山の初演メンバー、僕と相内さんで作ることになった。

九月末で手放した本町の事務所で最後に稽古したのも茶ばしら、だ。それからは都島や森小路で稽古だったり。ボールも毎回楽しかった。

つづく


『 怪 獣 使 い と 少 年 少 女 』2012年10月19日(金)~22日(月) 全7ステージ10月19日(金) 19:30 △10月20日(土) 15:00 ◎/ 19:00 ◎10月21日(日) 13:00 △/ 17:00 ○10月22日(月) 14:00☆ △/ 19:00 △ (◎ まだいける ○ いける △ いそげ)☆…14:00の回終演後、本作映像出演の 福山俊朗(MAGIC RADIO)さんをゲストにお迎えしてアフタートークを開催!【脚本・演出】石原 正一(石原正一ショー)【出演】 溝端 理恵子、 呉城 久美(悪い芝居)、田中 尚樹(劇団そとばこまち)、上田 耽美、上原 日呂(月曜劇団)、 若旦那 家康(ROPEMAN(34))、林 裕介(劇団自由派DNA)、白井 宏幸(ステージタイガー)、泥谷 将(劇団鉛乃文檎)、 マツイカヅアキ、隈本 晃俊(未来探偵社)、 福山 俊朗(MAGIC RADIO)<映像出演> 【料金】前売 3,000円(1ドリンク付) / 当日 3,200円(1ドリンク付)*日時指定・自由席【会場】中崎町  Common Cafehttp://www.talkin-about.com/cafe/map.html【チケットご予約】http://ticket.corich.jp/apply/38893/003